友人の紹介　

αーでんでろん　　　　　　　　　　βーでんでろん

でんでろん^TM

• 正式名称　　　  ：　対GTN用人型決戦兵器
• 製造年月日　　 ：　不明(1988年前後か)
• 製造メーカ　　　：　IHK（Iｘｘｘ　Higashi　Kokou）
• 所属　　　　　　 ：　PRC（Physics　Research　Club）
• 全長　　　　　　  ：　2ｍ前後（巨大化するとの噂も）
• 重量　　　　　　  ： 不明（床が抜けない程度の重量）
• 動力源　　　　　 ：　不明（内蔵動力のみで1週間以上の稼動を確認）
• 表面材質　　　　：　無機高分子材料
• 武装　　　　　　　：　状況に応じていくつかの組み合わせがあるが、基本は素手。
• 制御方式　　　　：　人工知能による独立思考形完全自立制御（制御不能とも言う）

詳細説明

IHK（注：IHI石川島播磨重工ではない）のPRC本部をGTN（Great Teacher NaXXXXX）の魔の手から守るためにT氏が中心となって開発した人型決戦兵器。数百におよぶ亜種が存在するが,「αーでんでろん」と「βーでんでろん」の2種類が基本である。なお、この両者は光学異性体である。

お仲間紹介

「2、4、6-トリニトロでんでろん」
でんでろん族の中で、もっとも気性が荒い。特に怒らすと半径５０ｍ以内のありとあらゆる物を蒸発させる。

PRCある日の出来事（気分を害するかもしれません）

　IHKのPRC本部では、時代の科学技術の最先端を行くべく、日夜研究に励んでいた。特に熱心な隊員いや部員は昼休みのわずかな時間も惜しんで、研究を行っていたのである。そのころPRC本部では来るべくGTNとの全面対決に備え,でんでろんの強化に全力をあげていた。特に、特殊環境下で生存可能なでんでろんをバイオ技術を用いて開発すべくBRC（Biology Research Club）と共同で研究を行っていた。

　そんなある日の昼休み、その日もPRC本部では、なぜか大量にたむろしているハエに志願を募り、実験を行っていた。半径2,3cmほどの球形透明カプセルに勇気ある志願バエ数匹に入ってもらい、数十万ボルトの高電圧に耐えてもらう実験を行ってしていたのであった。当然それほどの高電圧をかけると、数千度に達する火花放電が発生し、空気中の酸素はオゾンに変化する。そんな過酷な環境下に耐えるハエを開発し、その技術を新型でんでろんの開発に適用することが急務だったのだ。

　さて、その実験には、オブザーバーとしてGHK（GaXXX Housou Kyoku）いわゆる放送局の局長が参加していた。ここで不信に思われる読者もいるだろう。放送局といえば、美人女子アナをそろえ、吹奏楽部を並んで文科系クラブの人気を2分する華やかな部である。そんな部を統括する最高責任者が常人は決して近づかないPRC本部に出入りしているのである。しかもPRC本部にはGHKによるお昼の放送が入らないのである。最高責任者が自分の放送を聞かなくて良いのだろうか？

　さて、話を戻そう。その日の実験もあまり芳しくない結果に終わり、午後の授業の予鈴がなると、各部員達は自分の教室に戻っていった。局長もまた自分の教室に戻り自分の席につく。その彼の席の周りには数人の女子生徒がたむろしていたが、しばらくすると、おもむろにその女子生徒の一人が切り出した。
女子生徒１：「ねえ、なんか香ばしい匂いしない？」
女子生徒２：「あ、ほんとだ,良い香り」
沈黙する局長

---